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目をぶつけてしまいました・・・どうしましょう。

[2019.04.13]

こんにちは。久しぶりのブログ更新です。まだまだ寒い日があり、寒暖差が激しいので体調には注意しましょう。もうすぐ、ゴールデンウィークですが、私はアメリカの学会への参加準備であまり浮かれてもいられません・・・。また来週は、日本眼科学会が東京で行われますので、講演して参ります。さて、今日は眼をぶつけてしまったということについてお話したいと思います。眼をぶつけた理由には、ボールをぶつけた、殴られた、おむつを替えていて赤ちゃんの足が当たった、転んで机の角にぶつけた・・・など様々です。もちろん、直接ぶつけた場合には眼球内の出血、最悪な場合眼球破裂という即失明につながる状態となることもあります。ぶつけた瞬間から、見えなくなって激痛!の場合には、迷わず救急車で総合病院に行きましょう。手術が必要な場合があります。次にぶつけたけど見えている場合です。霞むなどの症状がある場合には、出血や眼の中に炎症が起きている場合、浮腫が起きている場合などがあります。ほとんどの場合は、点眼でよくなりますが、眼の中のレンズを支えている糸(チン小帯)が切れたり、後々白内障を発生する場合もあります。白内障を発生してしまった場合の治療は手術しかありませんが、定期的な経過観察が大切です。他にはフィルムの部分である網膜に穴が開いたり剥がれてきたりする場合があります。この場合も手術が必要とされることもあります。また、眼球の周りには障子くらいの薄さの骨で囲われていますが、この骨が割れてしまい、眼球を動かしている筋肉が引っかかってしまうことがあります。重傷な場合には手術が必要となります。症状は、上を見た時に二重に見えると複視を生ずることが多いです。このように外傷の場合は、様々な疾病を発症することがあり、受傷後も定期的な経過観察が大切です。もちろん、けがをしない様に注意することが一番大切ですが・・・

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