第34回JSCRS学術総会で講演してきました。
6月28日~30日、京都で開催された第34回JSCRS学術総会で講演してきました。この学会は白内障・屈折矯正手術に関する学会で、この分野を専門にしている全国のDrが集まって研究の成果や最新の技術・機器などの情報を共有する会です。今年、私自身の講演はインストラクションコース3つ、企業セミナー2つ、教育セミナー1つの6つの講演と2つの座長、そして2つの会議に出席してきました。中でも教育セミナーでは多焦点眼内レンズについてお話させていただきました。先進医療の中で使える日本で認可されている多焦点眼内レンズについて話しました。ここ数年で認可されている多焦点眼内レンズもだいぶ種類が増え、それをどう使いこなすかがネックとなります。やはり、一番大切なことは個々の患者様に合った眼内レンズを選択しなければならないので、医師はそれぞれの眼内レンズの特徴を把握していなければなりません。短時間の講演で網羅するのは大変でしたが、ある程度はお伝え出来たかなと思っております。
また、今回のインストラクションでは我々のクリニックにおける白内障手術をどのように施行しているかもお話しさせていただきました。手術時に患者様を安心させる工夫や感染症対策、手術の工夫などについてプレゼンさせていただきました。他の先生方とのディスカッションが中心でしたが、他院の工夫も色々と教わることができ非常に有意義でした。
学会場では新しい手術機器などの勉強や実際の機器を展示場で見ることができます。学会に参加するたびに医学の進歩を実感する瞬間です。今後も善行すずき眼科では新しい医療機器も導入し、より正確で安全性の高い手術を提供する所存です。