こんにちは。久々のブログです。9月16日から20日までイタリア・ミラノで開催された欧州白内障屈折矯正手術学会（ESCRS)に出席してきました。久々にヨーロッパの学会に現地参加してきました。心配されたCOVID-19に関しては春に参加したアメリカの学会同様、通常の日常生活に戻っており、地下鉄で2割くらいの方がマスクを着けているのみで他にはコロナパンデミックを気にするような状態はありませんでした。私自身はもちろん、必要に応じてマスクを着けて最大限感染対策をしておりましたが・・・。さて、現在の白内障手術はヨーロッパの方から新しい情報が発信されています。今回、やはり注目だったのが眼科領域におけるAIの活用と世界的に起こっている環境問題に対する取り組みでした。学会の抄録集の本はアプリになり、コングレスバックも廃止、更にはネームカードも帰り際にすべて没収で再利用という徹底ぶりでした。そして、ウクライナへの支援も打ち出すなど、白内障手術の学会なのに環境や政治的な問題まで扱っていることに感心してしまいました。ここでは書くことができない最新情報もいくつか仕入れてきましたが、当クリニックでも積極的に最新の眼科医療にカスタマイズしていきたいと思っております。学会の合間に、ブレラ美術館にいきましたが、やはり心癒される瞬間でした。今年の海外学会への挑戦はこれで終了です。今年はアメリカの学会のみで受賞できました。来年の挑戦も今から実験を重ね頑張っております。