こんにちは。お盆休み、真っ最中ですが、善行すずき眼科は先週、お休みをいただいたので今週は開いています。小さなことでも目に関してお困りのことがあれば、どうぞご相談ください。さて、本日は眼がゴロゴロするという症状についてお話ししたいと思います。なんとなく痛い、何かが入っている気がするなど、目の表面がゴロゴロすることを経験した方も多いと思います。もちろん、異物が入って刺激をしている場合も多いのですが、それ以外でこの症状になることもあります。典型的な例として、自転車に乗っていたら何か目に入ってその後にゴロゴロする。この場合には、角膜（黒目）に何か異物（例えば鉄片）が刺さっていたり、上まぶたの裏に異物が挟まっていることがあります。この二つの場合は眼科に行って異物を取る必要があります。どちらもご自身では取れない場合が多いです。また、逆さまつ毛が当たっていることもあります。これはいきなりおきるものではなく、なんとなく何かあたっているという感覚です。これら、角膜に対して何かが刺激をしている場合以外に、角膜にキズがついていたり（角膜びらん）、涙に問題があったり（ドライアイ）、眼球に皺がよっていたり（結膜弛緩症）、ばい菌感染を起こしていたり（細菌性角膜潰瘍）、など様々です。これらの場合、初期であればほとんどが点眼治療により症状は取れますが、重症化すると手術治療が必要となることもあります。また、薬品などが目に入ってしまった場合は、まずは流水で洗い流しましょう。しかし、流水で洗うこと自体は逆に目の表面にキズを作ることもあるので、何も症状がないにもかかわらず、これを日課にしている方はやめた方が良いと思います。ちょっとしたことでも、目にいいことも悪いこともあります。まずは、お気軽にご相談ください。