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手元が見にくいんですけど・・・

[2018.08.27]

こんにちは。まだまだ暑さが続きますね。いかがお過ごしでしょうか?さて、今日は、手元が見にくいという症状について解説します。40歳を過ぎてくると、年々手元が見えにくくなってくると思います。なぜでしょうか?これは、眼の中の水晶体というレンズが徐々に硬くなってくることによって、ピント調整ができなくなってくるからです。これを老眼といいます。目の中の水晶体というレンズは、チン小帯という糸のような組織が360度付着していて、これが毛様体という筋肉に繋がっています。よって、若いうちは、毛様体の力によってチン小帯が引っ張られ、水晶体の厚みを変えることができ、網膜(フイルム)に焦点を合わせることができます。一方、年齢によって、硬化してくる水晶体を柔らかくすることは、現時点では残念ながらできません。カシスなどのベリー系のサプリメントをとることによって、調節力が多少戻ったというデータもあるようですが、劇的に改善させることはできません。この老眼の治療としては大きく分けて二つあります。一つ目は、水晶体に濁りが生じておらず、メガネで改善する場合は、メガネを作る。要するに手動でピントを調整するわけです。もう一つは、濁りが生じている場合は白内障手術をするということです。白内障手術では人工のレンズを眼の中に入れますので、手術をすることによって、メガネの度数を変えることができるだけでなく、メガネから解放されることも可能なのです。現在では多焦点眼内レンズがメイン治療となります。この多焦点眼内レンズの中には、国内で認可されているものとそうでないものがあり、それぞれ一長一短あります。それぞれの生活や性格、眼の状態にあった眼内レンズの選択になりますので、多焦点眼内レンズを選択される場合には、よく眼科医に相談しましょう。ではまた。。。

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