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目が赤い。なぜ?

[2018.06.08]

今日は、「目が赤い」という多くの患者さんが訴える症状についてお話しします。「目が赤い」という原因には大きく分けて二つあります。「出血:血管が切れて血液が見える」と「充血:炎症で血管が拡張する」です。出血の場合には、弱くなっている血管があれば切れやすいですし、高血圧、糖尿病など血管の病気だと血管が弱いので、なおさらこのようなことが起きやすいです。ただし、通常、球結膜(白め)の出血の場合はほとんどが問題ないことが多く、自然に吸収されますが、繰り返したり、範囲が広い場合には前記したような全身の病気が関与している可能性があります。また、いわゆる充血は体の中から出てくる炎症と、外から細菌やウイルスなどに攻撃された場合に、体を守ろうとして血管が拡張し、血液成分が集まってきて充血となる場合があります。この場合には炎症を抑える薬や、ばい菌を殺すお薬を目薬でつけていただくことが多いです。また、ウイルスが原因の場合、いわゆるはやり目の場合は、基本的には治すお薬はなくご自分の身体でウイルスを退治していただくまで待つしかないのですが、その間、すぐに他の人に移ってしまうので、非常に注意が必要です。手洗いの徹底や、ご家族でお住まいのかたはタオルを別にするなどが大事です。よって、「目が赤い」と感じたら、まずは眼科医の診察を受け診断を受けることが大切なのです。

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