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ESCRS(欧州白内障屈折矯正手術学会)に行ってきました。

[2018.09.29]

こんにちは。台風が近づいているみたいですが準備は万全にして、安全を確保しましょう。さて、先週の週末に、オーストリアのウイーンで行われたESCRSという白内障・屈折矯正分野の学会に行ってきました。

 

現在、世界の白内障手術分野では、ヨーロッパが最も進んでおり、最新の眼内レンズや白内障手術の器械を見ることができます。今回は真新しい物はあまりありませんでしたが、多焦点眼内レンズの分野では三焦点眼内レンズと焦点深度拡張型レンズの二つが中心となっており、日本で販売はされていないものなど色々な種類の多焦点眼内レンズを見ることで非常に勉強になりました。当院でも自由診療の扱いにて三焦点眼内レンズを扱っていますが、今後もしばらくはこの流れが続きそうです。ちなみに三焦点眼内レンズとは遠方・中間・近方にピントが合うレンズで、白内障手術をすることによって眼鏡からの離脱が可能です。日本でも近い将来、三焦点眼内レンズが認可され、先進医療を用いて使うことができる日が来ると思います。

また、観光ですが、ヨーロッパでは様々な世界遺産がありますが、今回はシェーンブルン宮殿に行ってきました。ハプスブルグ家の過去の繁栄を目の当たりにして感動いたしました。贅沢の極みという感じですが、数百年以上たった今でも、世界から観光客が集まり、国の資産として活用されている状況を見ると贅沢も敵ではないのかなと少し思いました。

さて、毎年挑戦している、ビデオコンペティションという研究や手技などを8分間のビデオにまとめて競うコンテストですが、残念ながら今年は受賞できませんでした。私はESCRSで過去に4回受賞しておりますが、毎回、真新しい気持ちでビデオを作り、自信を持って出しているため、やはり悔しかったです。しかし、いつまでもクヨクヨしていてもしょうがないので、早速来年の挑戦に向けて動き出しました。来年はフランス・パリで開催されますが、10年前に初めて受賞した場所でもあり、気合を入れて研究・ビデオ作成に励みたいと思います。更なる新しいことを探求し、少しでも医学に貢献できればと思います。

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