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加齢黄斑変性の治療

加齢黄斑変性は、私たちがものを見るときに使う黄斑部の機能が障害される疾患です。「滲出型」と「萎縮型」があり、「滲出型」は、新生血管が発生し出血することで網膜に障害がおこるタイプの疾患です。眼は強膜、脈絡膜、網膜と三層の構造をしていますが、滲出型の加齢黄斑変性症は脈絡膜と網膜の間が弱くなり脈絡膜から新生血管という悪い血管が生えてきてしまう病気です。これが黄斑部に生えてきてしまうため、一番物を見たい部分が障害されるため、視力低下の自覚症状が強く残ります。。進行が速く急激に視力が低下します。よって、早めの治療が必要となります。現在では抗VEGFという血管内皮増殖因子(VEGF)という血管新生を促進する物質を捕まえる薬剤を眼に直接注射するという治療法がメインの治療となります。この治療は、一回で効果がある場合もありますが、まずは一ヶ月に一回で三か月施行し、効果を見て、その後悪くなったら追加で注射をするというやり方が一般的です。当院では、この注射は眼に直接することから、感染症の危険性を考慮して、通常の手術と同じように手術室にて消毒をして安全性の高い方法で施行しておます。また、「萎縮型」は、網膜の細胞が加齢によって変性し、老廃物が蓄積して栄養不足になり、その結果、除々に萎縮する疾患です。進行が穏やかなので気づかない人もいます。

発生の要因として

  • 加齢によるもの
  • 喫煙によるもの
  • 高血圧によ るもの
    などがあげられます。

また、症状として

  • ものがゆがむ
  • 視力が低下する
  • 部分的に見えづらくなる
  • 視野の中心が見えづらい
    などがあげられます。

治療について

滲出型黄斑変性の場合は、抗VEGF薬を眼内に投与する方法や、光線力学的療法(PDT)などでおこないます。

当院の治療は抗VEGF薬の投与がメインであり、PDTが必要と判断した場合には、連携施設に

紹介となります。

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