学会参加でお休みです・・・とは?
こんにちは。先週の週末にJSCRS(日本白内障屈折矯正手術学会)に参加し、講演してきました。今回の学会では、私自身の講演7つ、共同演者の講演2つ、座長3つ、会議3つと目が回るほど忙しかったですが、非常に充実しており、最新知識もブラッシュアップできました。そもそも、医師はなぜ学会に参加するのでしょうか?患者さんにとっては、院内で「O月O日は学会参加のため、代診です」との掲示をみて、「なんだ。また、院長いないんだ・・・」と思われる方も多いと思います。学会とは、医師を含めた研究者が一同に自分が行ってきた基礎・臨床研究を発表するのみならず、企業にとっても最新の機械を展示し医師に知ってもらう場です。要するに学会とは医師にとって最新知識を学ぶための重要な集まりなのです。医学は日進月歩で、自ら勉強する意思を持っていなければいつの間にか昔に習った医学は古くなっており、自分が行っている治療法が今では、逆にやるべきではないという状態になっていることもあります。患者さんに、常に新しい情報を提供し、あたらしい医学技術で治療していくことはとても大切だと思っています。私自身は学会で新しい医学知識を学ばさせていただくと同時に、自分がやってきた研究結果を発表し、その手法が正しいものであるかどうかも様々な医師に精査してもらうことができます。海外の学会であれば尚更です。今後も、研究は続けていくと同時に、積極的に国内だけでなく海外の学会にも参加し、よりよい医学技術を患者さんに提供できたらと思っています。私の研究内容は白内障手術ですが、詳細に関しては、またの機会にお伝えしようと思います。では、暑い一日を水分補給を忘れずに乗り切りましょう。