こんにちは、2024年4月5~8日にアメリカ・ボストンで開催されたASCRS（米国白内障屈折矯正手術学会）に参加・発表してきました。毎年、出しているフィルムフェスティバルという研究などのビデオを8分にまとめて競うコンペティションではCopmlication部門で1位を獲得しました。これでアメリカでは7回目の受賞、世界のコンペティションでは20回目の記念すべき受賞となりました。今回の内容は画像鮮明化技術という日本発の技術で見えにくいものを見えやすくするという画期的な技術です。これを世界に広めていこうという趣旨のもと私が代表して発表させていただきました。特にみなとみらいの荒井先生には共同発表者として非常にお世話になりました。この場を借りて感謝申し上げます。また、今年の総合一位は野口三太郎先生という若手の新進気鋭の先生が獲得されました。彼は世界でも非常にアクティブに活動しているので、日本の原動力として今後も期待している先生です。私自身はこれで世界のビデオコンペティションに挑戦してから15年が経ちましたが、アイデアが浮かんでくる間は頑張ろうと思います。とりあえず、来年と再来年はアイデアが頭の中にあるので、何とか形にできればなと思います。世界の中で日本のプレゼンスが後退していくと感じる中で、自分の専門の白内障手術分野において世界で頑張ることが、日本のボトムアップにつながると確信しています。開業し、地域医療に貢献し目の前の患者様に最新の安心できる医療を提供するだけでなく、日本人としての誇りを胸に今後も世界での発表を続けていきたいと思います。