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めがかゆい・・・なぜ?

[2018.06.12]

開業2週間目に入り、少し慣れてきた今日この頃ですが、皆様いかがおすごしでしょうか?善行すずき眼科では、硝子体手術などの大きな手術から、結膜炎まで広く対応しておりますが、本日は目がかゆい症状についてお話ししたいと思います。そもそも、なぜ、かいてしまうのでしょうか?難しい話をすると、ヒスタミンやら肥満細胞なんちゃらと色々出てきますが、もっとわかりやすく説明したと思います。かゆいという症状は、自分の体についている物を取り払おうとする単純な防御反応なのです。かゆい症状で一番よく知られている病気がアレルギーですが、アレルギーという病気はいわゆる”自分”でないものに対しての過剰反応です。自分でない物が体についた瞬間、取り除いてくれと体が反応してかこうとしてしまうのですね。いわゆる、薬は体の中でかゆいと感じさせるための伝達を抑えようとしているものです。よって、薬によってアレルギーが治るわけではなく、あくまでかゆいという症状を抑えているだけです。アレルギーが起こらないようにするためには、反応している物質、例えばスギ花粉のないところに行けば症状はおさまります。よって、ハウスダストやダニに対して、お子さんがアレルギーを持っているお母さんは、お子さんが学校などに行っている間にお部屋のお掃除をしてあげてください。お子さんが家の中にいる状態でお掃除をすると、この場合はアレルギーが悪化します。また、かゆくて目をかいていると白目がゼリー状になって飛び出てくることを経験なさった方も多いと思います。これもアレルギーでよくあることですが、掻いていることによって結膜の血管からお水が漏れだして”浮腫”という状態になっています。これで失明するようなことはないので、ご安心を。冷たいタオルで冷やしてあげると比較的早くに収まります。どちらにしても目がかゆいという症状が出たら、眼科に受診しましょう。アレルギーは早期のうちから点眼治療を開始することによってかゆみを抑えることができます。もう、スギ花粉の季節は終わりましたが、来年の春には早めの眼科受診を!ではまた。

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